あらすじ
安産型の成人男性が子宮を作られ世話をされ、あれよあれよという間に出産へと至る話。日記形式です。
人物紹介
男
翻訳家。座り仕事なので、下半身と腹回りに肉が付きやすい。いわゆる安産体形。いつのまにか今の一軒家に引っ越していて、同居人とシェアハウスをしていた。不思議には思ったが、同居人が家事を進んで全部してくれ、そこそこ快適な生活なのであまり気にしていなかった。気にするべきだった。同居人のことは「同居人」としか思っていない。はずだった。
常に軽い認識阻害の催眠をかけられているため、色んなことをまぁいっか、で流しがち。絆されやすい上、催眠耐性もあまりない。
男の同居人
今回の主犯。ある日古本屋で手に入れた『願いを叶える魔導書』に自我を取り込まれかけたが、魔導書の気に入らないタイプの人間だったため助かった。ある日近くのスーパーですれ違った男に一目惚れし、頑張って話しかけ、お互いの家を行き来するくらい仲良くなった所で催眠術をかけて同居に持ち込んだ。
男のことをものすごく愛している。「子はかすがい」の慣用句を心底信じている。かなり尽くすタイプ。
魔導書
人間の悪意や怨恨を増幅して食い散らかし、魂をも啜り食う禁書。前の主人を食い尽くしたあと、清掃業者にくすねられ古本屋に売られた。主犯も喰らおうとしたが、あまりにも悪意が薄いため吐き出し、休眠状態となった。
主犯が男に向ける愛や執着や欲望には興味ないが、主犯があまりにもしつこく聞いてくるため「相手に強力な催眠術をかける方法」や「男に子宮を植え付ける方法」のページをペッと開いてやっていた。ちなみに分娩の介助方法を教えていたのも魔導書。