あらすじ
そこは願いを叶えてくれる魔女たちの館。
紅子と白子は、その館の次期当主を決める儀式に選ばれた。
当主になる条件はただ一つ、『薔薇の蕾を綺麗に咲かせること。』
薔薇を咲かせるために必要なのは、感謝の気持ち。
人間たちの通う中学校に通い、その願いを叶えて感謝の気持ちを集めることになった。
初日から、願い事を叶えてほしい生徒に囲まれるが、白子は簡単には願いごとを叶えないと宣言。対して、紅子はどんな願いごとも叶えると言うと、願いごとを叶えてもらおうと生徒が殺到する。
全ての願いごとを叶えていたが、そのせいで咲かせるはずのバラが黒ずんでしまう。
これをきっかけに紅子は願いごとを全て叶えるのではなく、選ぶことを選択する。
2年生の桃子の願いは幼馴染で野球部のエース青と付き合うこと。告白を一度断られたが、両思いであると言う桃子に、紅子は戸惑うが二人の関係を見て、願いを叶えることを決意し、青が本音に忠実になるよう魔法をかける。青は何よりも桃子を優先するようになる。しかし、青は甲子園に出場したら自分から告白することを決めていたことを知る。
野球の練習をしなくなった青に、後悔する桃子は元に戻してほしいと願うが、魔法に欠陥があり戻すことができない。そこで紅子と白子は薔薇館の温室から魔法を打ち消す『おわり草』を手に入れ、紅子のかけた魔法を終わらせ、二人の関係を元通りに戻した。
2年生の紫音は絵を描くために夜の星空を見たいと願いを持ってやってきた。箒で夜の空に出かけ、紫音が次のコンクールで金賞を獲れなければ絵を描くのをやめると父親と約束していることを知る。描かれていく絵を見ながら、紅子はこの絵に金賞を獲ってほしいと願い、魔法で絵を金賞にしてしまう。しかし、魔法を使ったことが紫音にバレてしまい、喧嘩となってしまう。
紅子は紫音と仲直りすることに奔走した。黄乃や白子の協力を得て、仲直りする。次のコンクールで紅子の絵を描きたいという紫音の願いを承諾すると、完成した絵からでる読み取れた紫音の感情に、紅子の胸にも好きという感情が生まれる。紫音の絵が金賞を取ったその日、紅子は紫音に告白をする。