あらすじ
プロローグ 千年の約束の始まり
春の山里に、白梅の香りがひらりと舞い落ちる。
少女・千はそれを見つめ、そっと祈った。
「どうか、誰も傷つきませんように……」
京の都では戦火が街を覆い、人々の命が揺れていた。
その混乱の中、運命はひとりの青年――尚を白梅の下へ導く。
彼の瞳には、戦乱の中でも消えない強さと優しさが宿っていた。
千はその瞬間、心を奪われ、懐かしさにも似た感覚に胸を打たれる。
「必ず……また会おう」
その短い言葉が、二人の魂を千年の時を越えて結ぶ、揺るぎない約束となった。
花びらは風に舞い、未来への道しるべのように二人の運命をそっと彩る。
ここから始まる、千年にわたる愛と戦乱、別離と再会の物語――。