あらすじ
入所を熱望していた某有名事務所のオーディションに13歳の若さで合格した竹本星也は、入所直後、選抜メンバーとして4名で結成された人気アイドルユニットの一員となった。表舞台で活躍しながら、学業との両立や第2次性徴期に悩んでいたが、自身の努力や仲間の協力もあり何とか乗り越える事が出来た。
一方、ユニットの人気は順調だったが、その頃の事務所は不景気やネット音楽配信普及の影響を受け、デジタル戦略に消極的な姿勢が仇となり会社の売り上げを大きく落としていた。
迅速な経営改革のため、星也が中学3年生の秋に事務所は星也が所属するアイドルユニットを解散させ、ユニットのメンバー4人から芸歴が長い2人と星也よりも歳も若く入所歴も浅い新メンバーで再構成した5人ユニットを結成させレコードレビューさせた。
事務所の決定は経営判断上やむを得なかった、と受け入れつつも所属ユニット解散により仕事が激減した星也は地元の中学に戻り受験勉強をした。活字恐怖症を克服し本の魅力にハマり、俳優を本格的に目指したいと考えるようになった。
高校生になった星也は事務所のサポートもあり都内の芸能人用の私立高校に入学できた。それと同時に前から夢だったドラマの仕事が入ってきた。一般向けなドラマなためファンも純増し、アイドル好き以外の新たなファン層も増えていった。
そんな頃、北海道在住で塾講師としてと働く「杉崎ほのか」という33歳の女性からファンレターが届くようになる。最初はあまり興味を持たなかったが、頻繁にファンレターは届き内容も他のファンレターとは一味違い面白いので、いつの間にか星也は手紙の内容に引き込まれ、彼女のオススメの映画や本等に影響を受けていく。
星也はドラマ出演だけでなくバラエティーでの秀逸なコメントでさらに人気が出ていた。星也は良き親友や敏腕プロデューサーに恵まれ高校3年生の春に映画の主演を務める。
一方、ほのかからのファンレターが突如届かなくなる。
ほのかのファンレターが途絶え2か月経った頃、タイミングよく「お世話になった人に会いに行く」という企画に出てほしい、と星也が信頼するプロデューサーがオファーしてきた。これは何かの縁と思いほのかの調査依頼をお願いし、プロデューサーと一緒に北海道にロケに行くことになった。
そこで星也は意外な事実と向きあう事になる。