あらすじ

小学校の同級生同士が結婚する。 九年とちょっと前、そんな噂がキッカケとなって、どうせならクラス会を開こうとなった。それ以降、毎年十月の第三土曜日に開かれ続ける。そして今やクラスを飛び越え、同期の会へと進化していた。 そんなキッカケを作った二人、向井幸喜と美津子夫婦の間には、最近何やら不穏な空気が漂っていた。そんなところに、やはり同級生だった坂本由子から、幸喜は何やら不思議な話を聞かされるのだ。 「矢野直美って、覚えてる?」 そう言って彼女は、忘れ去っていた過去を話し始めた。 六年生の夏休み明け、直美は二度と学校に出てこない。 「先生がなんて言ってたか覚えてないけど、あれって絶対、転校じゃなかった」  そうしてさらに、そんな事実は妻である向井美津子にも飛び火して……。 美津子は小学校の頃、ずっと矢野直美をいじめていた。 そんな事実に愕然し、直美との過去を辿り始める。 そうして次々過去の真実が明らかになり、それらは新たな旅立ちだけでなく、あるはずのなかった狂気をも生み出してしまうのだ。

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エブリスタ
エブリスタ2019/11/14
  • 現在の作品時の忘れもの  28年目の同級生たち