あらすじ
北海道の藻別川で、道の許可を得ずにサケ漁をしようとするアイヌがいるというニュースを見た。私は最初アイヌ擁護派で、和人の作った法律にアイヌが従うのはおかしいと思っていた。しかし法律制定にはアイヌの誰かも関わっていたかもしれない。となるとアイヌ擁護の理由が無意味なことに気づいた。
それなら、法律制定の理由(例えば水産資源保護)を説明して許可申請を義務付けることはどうか。きっと不愉快なタイプの窮屈感がうまれるだろう。自然の法則の一部に基づいた法律が万物に共通する物理法則と同等にみなされて、法律だからそうしなきゃいけないと主張を始めることは、本末転倒である。
私はアイヌ、和人、サケ、川の4つの要素を絡めてサケ漁の在り方を考えた。この考えを実行に移すには、根本的な「人間が生命をその土地で殺した」という罪の感覚がないと困難だろう。