あらすじ

結城梨央(17)は、人と交わるのが苦手な高校生。唯一の逃げ場は古いフィルムカメラと、夜に一人で撮る写真だった。ある晩、商店街の片隅に残された古い写真館で「瞬写」と刻まれたカメラを見つける。そのカメラで撮った写真には“本来写るはずのない”人物の残像が現れる──数日後、その残像は現実世界で梨央の前に現れ、彼女の記憶の端をひとつずつ奪い始める。写真に写る者は“記憶を失った誰か”であり、梨央は知らぬうちに彼らを呼び出していた。やがて、彼女が取り戻したかった“ある記憶”と、写真館にまつわる忌まわしい過去が交錯し、真夜中の町は薄いフィルムのように裂けていく。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/08/16
  • 現在の作品残像少女 ― 瞬写の檻