あらすじ

まだ遥かこの惑星が人で未知、栄華の限りを尽くしていたころ――  この世界に、その塔が建てられたという。  高さは百キロメートル、その頂上は空気のない宇宙にまで届くとか。  かつての人類の残した唯一の遺産、それは何千年にもわたって、人々を魅了してきた。  この星の山をすべて登り切ったという伝説の登山家、あらゆる未知を切り開いてきたという百戦錬磨の冒険家、巨大な国家によって設立された何百人からなる攻略部隊。  かつて人類によって作られたはずの巨大な塔は、かつてそれに挑んだ人々たちを、一人残らずとらえて離さなかった。  まだ誰も、その頂上にたどり着いたものはいないという。そして、その塔がいつからあるのか、なんのためにあったのか、どのように動いていたのか、知るものは誰一人としていない。  誰が呼んだか、天涯の塔。大地にただ一つそびえ、誰もがそれを知っているのに、誰もそれを知ることはない。  人々はその未知を知ろうとし、今日も新たな冒険家たちが、身を投じていく――――

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カクヨム
カクヨム2025/08/15
  • 現在の作品天涯の塔