あらすじ
夢を失い、仕事に燃え尽きたプラネタリウムの音響デザイナー、天沢海斗。
ある夜、彼は偶然、いつも一人で星を見に来る地味な少女、星乃雫の声を録音してしまう。
再生したヘッドフォンから流れてきたのは、彼女の言葉だけではなかった。
それは、遠い星々のハミング、流星の軌跡、そして静寂な宇宙そのものの「音」だった。彼女の《不思議な声》に魅了された海斗は、雫を閉館後のプラネタリウムに誘う。
「君の声が、僕に新しい宇宙を教えてくれるんだ」。
満天の星の下、二人きりの対話が始まる。
彼女の声の秘密とは? そして、その声が呼び覚ます、忘れかけていた「センス・オブ・ワンダー」の行方は――。
音と声が織りなす、一夜限りのヒーリング・ラブストーリー。