あらすじ

放送部に所属する音響機材オタクの俺、影山響(かげやま ひびき)は、図書館で奇妙な少女に出会う。 調辺音葉(しらべ おとは)。彼女は、あらゆる「音」が「色」と「形」を伴って見える『共感覚(シナスタジア)』の持ち主だった。 ある時から、学内に微かに響き渡る「不快なノイズ」が生徒たちの間で原因不明の不調を引き起こしていた。 誰にも感知できないその音を、音葉だけは「黒く歪んだ棘のような形」として捉えていた。 俺は最初、彼女の話を非科学的だと一笑に付す。 だが、彼女の切実な様子と、その瞳に宿る真剣な色に惹かれ、半信半疑のまま放送部の機材を手に、二人だけの「ノイズ探し」に協力することになる。 静まり返った放課後の校舎、埃っぽい旧音楽室、二人きりの放送室。 マイクロフォンを通して彼女の世界を追体験するうち、俺は気づいていく。 彼女の特異な能力の孤独と、その能力が描き出す世界の美しさに。 そして、ノイズの正体に隠された、切ない真実とは――。

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カクヨム
カクヨム2025/08/15
  • 現在の作品共感覚(シナスタジア)の君が聴く世界は、ノイズまみれの謎解きと、囁きに満ちた恋の音。【ボイスドラマ】【G’sこえけん】