あらすじ

舞台は市立青葉小学校・6年3組。いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どうしたのか――教室や廊下、商店街や図書室で起きる“ちょっとしたズレ”が、小さな誤解と大きな学びを連れてくる。  頼られるより先に動いてしまう煌大は、失敗しても自分から手を挙げて段取りを整え直す。彩加は周りに声をかけ、事情を聞き、みんなが納得できる落としどころを見つける。純一は目立つ手がかりを見逃さず、有里は「今わかること」を足で確かめる。藍は最後に理屈をそろえ、慎太郎はこじれそうな場を丸く収める。結香は一人で先回りして材料を集め、翔也は議論を押し気味に進めながらも、仲間の意見に耳を傾けていく。瑛太はわかってほしい気持ちを言葉にし、莉菜は決まったことを確実に形にする。放課後はジョシュアとカロリーナが、外の事実確認や安全面をそっと支える。  鏡うつしのメッセージ、足跡の向き、見えない糸、氷の結び目、レモン汁の見えないインク……道具は身近、仕掛けはシンプル。手がかりを集め、簡単な実験で確かめ、手順とチェック表で再発防止へ。読むたびに「なるほど」と「よかったね」が残り、クラスの一年が少しずつ“見える化”されていく。  日常→小さなつまずき→解き明かし→日常の回復。怖さや後味の悪さは置いてこよう。手鏡の落書きが案内役になり、今日も6年3組の黒板の前に、ささやかな推理の輪ができる。

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カクヨム
カクヨム2025/08/15
  • 現在の作品手鏡は知っている――青葉小6年3組の事件簿