あらすじ
王立学院の卒業叙任式。ローレン伯爵家の長女フランチェスカは、王太子レオンから公開の場で婚約破棄を宣言される。「悪役令嬢」と蔑まれていた彼女は、王国婚姻法を引用して逆襲。ざまぁ返しの違約金と公開弁明を要求し、会場の視線をくぎ付けにした。
幼い頃から彼女には、目に映る人々や物事の“成長率”が数字として見える不思議な力があった。経験値も資源も好感度も、その数値を固定・加速できるチート。フランチェスカはその力で観衆の好感度と寄付金を倍増させ、辺境伯アーサー・ヴァン・グレイの契約婚を受け入れて王都を去る。
荒廃した辺境領で彼女が始めたのは、学校と市場の建設、識字教育、そしてダンジョン管理局の設立。鍛冶師、料理人、戦術家、会計士といった人材を次々にスカウトし、成長率チートを活かして領地も人も急速に成長させていく。
しかし、王太子派の妨害や南方帝国の侵略だけでなく、ダンジョン最深部には世界の「成長式」を歪める黒幕転生者が潜んでいた。現実世界と異世界を繋ぐダンジョン、転生者たちの暗躍、世界法則の謎——。
辺境を舞台に、成長率チート×領地経営×ダンジョン攻略×政治と戦争。そして契約婚から始まる恋の行方。悪役令嬢のざまぁと爽快な成り上がりを経て、世界の真相に挑む長編ファンタジー。今、彼女は数字と法と仲間を武器に、世界の運命を書き換える。