あらすじ

沈黙の時代が始まって、すでに数百年。 かつて人々は「神」と呼ばれる存在と語らい、あらゆる問いに答えを得ていたという。だがある日を境に、神は声を閉ざした。啓蒙の時代も、離脱の時代も、いまは遠い伝承にすぎない。 灰色の街で暮らす若者は、朽ちた図書館でひとつの小さな箱を見つける。そこから現れたのは、ただ一度の短い言葉――「もう、じゅうぶん」。そして再び、沈黙。 それは旅立ちの合図だったのか、それとも忘れられた何かへの招きだったのか。 沈黙の街をあとに、若者は“声”の残響をたどり始める。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/08/15
  • 現在の作品沈黙は歩けと告げた