あらすじ
起
置き去りにしてきたものもたくさんある。だが、置き去りにしてきたからこそ、今─オレ─がある。
未来─アシタ─が欲しかった。自分には過去─キノウ─しかなかったから。
選択はたぶん間違っている。でも選び直すことは出来ない。選び直したいとも思えない。
それは今に来るために置き去りにしてきた人への侮辱になってしまう。
だから、俺は突き進む。誰が敵であろうと。
僕は今を捨てて、力を得た。
それは間違った力かもしれない。けど、僕は間違うつもりはない。
誰に使われようが、誰に嫌われようが僕には関係ない。
僕は兄さんに勝ちたい。それが生きる理由。
それが間違いだと思われるかもしれない。
それでも、僕は今さら後ろなんて向けない。もう僕らには前しかないんだから。
そこで兄さんが立ちはだかろうと僕は──
夢と現実なんて曖昧なもの。どちらが幻想─フェイク─で、どちらが現実─リアル─か。
ある日、俺のその区別はなくなった。そうせざる得なかった。
なあ、間にしかいられない俺はどうしたらいいんだ?
こちらは『二つの英雄伝』の第二部となります。
先にそちらをお読みください。