あらすじ
巨星墜つ、という言葉があるが、ステージ上でがなり、歌い、ギターを掻き鳴らして心地良さそうに笑っていたその『男』は、
自身が星になったか、はては冬の夜空にぽつんと浮かぶ北極星の正体を探りに行ったのか。爆音を手下にして銀河に昇ってしまってからはや一年。
ツアーファイナルを迎える筈だった箱で追悼イベントが開かれる。
男が消えてからずっと抱え続けていた焦燥、隠した苛立ち、この世界の『違和』を果たして俺は解消することが出来るのか。
隣には、同じく男の音楽漬けになった頭二つ分くらい下にある、金髪頭のこいつがいる。