あらすじ
半世紀以上の長きにわたり続いている、第三次世界大戦は、現在、休戦状態となっている。産業は廃れ、職を失うものは続出した。
結果、格差は広がり、国民にも不満が蓄積されていった。
不自由なく暮らせる層から、生きるために必死にならなければいけない層までがあるのは、今まで通りだが、後者の人間は圧倒的に増える結果となった。
戦争がもたらている不利益はあまりにも大きいものであった。
しかし、そんな中で利益を得る者達もいた。戦争特需により賑わった産業が主軸となり、ごく一部の組織が国の中枢部と癒着、非常に強い力を持つようになったのだ。
まさに富の独り占めとも言える状況。これに不満を持った、反政府勢力となる市民たちは何度も暴動を起こした。
これに対して、殆どの戦争参加国は悪法も法なりと言わんばかりの、独自の法制度を推し進めて市民の生活行動の大幅規制を始めた。無論、反政府活動などへの危惧からだ。
次第に、各国は他国侵略への下準備と、自国の制圧へ暴走することとなった。
こうして、休戦中にも関わらずアメリカや中国をはじめ、世界は混沌という泥沼に足を踏み入れ、腐敗というウイルスに自家感染されつつあった。
もちろん、程度は異れ日本も例外ではなかった。
※本作品はアルファ小説にも同タイトルで掲載しております。