あらすじ

じつは昨年一年間、とある完全未発表(サイト公開も不可)ホラー作品のコンテストに、毎月ロング(1万文字以内)1本・毎週ショート(250文字以内)1本という縛りを自分で設けて応募しておりました。  しかし、怪談師選者による一次選考は何度か突破し、一般募集選者による最終選考でも2位か3位くらいにつけるようなこともありましたが、グランプリ以外の一次突破作品も主催チャンネルで取り上げられる中、拙著はまったく取り上げられるようなことはなく、また、当初の「あくまで実話っぽい(創作でも可)怪談」という募集コンセプトも曖昧模糊になってきたり、歴代グランプリ作品も私のおもしろいと感じるホラーの方向性とは異なることに気づき、すっかりモチベーションをなくしたので丸一年を目度にこのコンテストからは足を洗うことにしました。  ということで、せっかく書いたのを公開しないのももったいないですし、本当にホラー作品としておもしろいかどうかも世に問いたく、応募していた作品をUPしていきたいと思います。  1万字以内なので短編にはちょうど良い長さですし、毎月その季節になんとなく合わせて書いていたので、毎月一作品づつ公開していこうかな? と。  八月に送る第八弾は民俗学者・折口信夫のいうような、離島に今も残る〝客人神(まろうどがみ)〟、〝海の彼方から寄りくる神〟の祭をモチーフに、関連する洒落怖(洒落にならない怖い話)や実話怪談のエッセンスも加味した民俗ホラー・因習ホラーです。  でも、読めばわかりますが、じつは前回に引き続き、こちらもラブクラフトやダーレスの〝クトゥルフ神話〟に属するお話であったりもする裏設定……。  また、なんとなく諸星大二郎っぽくもあり……。 〈あらすじ〉  旅好きな俺と恋人のマスミは「タコの神を祀る」という独特な土俗信仰のある鄙びた漁村を訪れる。奇しくもその日はタコの神の眷属〝だごさま〟が海からやってくる祭の日であったが、泊まった宿の女将から「けして夜に外へ出てはいけない」と村のしきたりを強く言い渡される。しかし、暇を持て余した俺とマスミはこっそり宿を抜け出すと、ダゴさまが寄り来るという浜へ行ってみることに……。

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カクヨム
カクヨム2025/08/14
  • 現在の作品異海に潜むもの