あらすじ

大学受験に失敗したあの日から、俺の時計は止まった。 就職もせず、フリーターすら長続きせず、気づけば実家の一室で母と暮らすだけの生活になっていた。 パソコンとネット、安酒と漫画。社会とは切れたまま、二十五年。 「無理しなくていい」と言ってくれた母のやさしさは、俺を守る殻であり、同時に外へ出る勇気を奪った鎖でもあった。 ――そして、母はある日突然、帰らぬ人となる。 年金も止まり、家計はすぐに赤字。 働き口は見つからず、気づけば酒とパチンコとネットの罠に沈み込んでいく。 借金、督促、家の差し押さえ、そして路上生活。 過去を悔やむには遅すぎた。未来を夢見るには、あまりにも遠くまで落ちすぎた。 五十歳、無職、孤独。 それでも、この人生の最後のページに何を書くかは、まだ俺が選べるのだろうか――。

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小説を読もう2025/08/15
  • 現在の作品大学受験に失敗して就職もせず、気づけば五十歳ニートになっていた