あらすじ

頁裏(ようり)――それは、言葉の奥底に怨念が渦巻く禁断の書。

ページをめくるとき、あなたは何を思いますか。
「次はどんな物語だろう」「新しい知識が待っているはず」――期待に胸を膨らませる人もいれば、淡々と進む人もいるでしょう。

しかし、その次の一頁が、あなたの人生を永遠に変えるものだったとしたら?
そこに記されているのが、おぞましい呪いと血塗られた歴史だったとしたら?
もう、ほかの本には触れられなくなるかもしれません。

平安の世、若き官吏・藤原清頼は才覚と知識で宮廷の注目を集めていた。
だが「出る杭は打たれる」。権力者たちの嫉妬と恐怖は、やがて彼を陥れる罠となり、残虐な仕打ちと共に命を奪った。最期の瞬間、清頼は渾身の著書に憎悪と怨念を封じ込めた。それが――『頁裏』である。

時は流れ、現代。
ある公立図書館でアルバイトをしていた学生が、埃をかぶった一冊の古文書を発見する。何気なくページをめくったその瞬間、静かに、だが確実に、封じられた怨念が目を覚ました。
そして、『頁裏』はひそやかに現代社会へと広がり始める――。

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アルファポリス
アルファポリス2025/08/15
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