あらすじ
「氷の生徒会長」こと白鷺院瑠璃は、俺の作った弁当の前でだけ、静かに表情を崩す。
俺の願いは、料理人だった亡き父の遺したこの店を、自分の腕で守り抜くことだけだ。
ある日、彼女は俺の店に現れ「私専用の弁当係になりなさい」と強引な契約を持ちかけてきた。
断れば、学校に店の宣伝をすることを許可しないという。
料理部のエースで俺をライバル視する幼馴染は、この奇妙な関係に当然、面白くない顔だ。
彼女に課されたルールはただ一つ、「毎日、決して飽きさせない驚きのある一品を入れること」。
この契約には、彼女の隠された過去と、食に対する切実な想いが関係しているらしい。
果たして俺は、日替わり弁当で彼女の氷の心を完全に溶かすことができるのだろうか。