あらすじ
山の民の現在の長は女王ナホである。しかしナホは実は女装した少年で、家臣の一族の女戦士ノジカと婚約していた。
ある日のこと、山に海の民の戦士が押し寄せてくる。海の民の戦士たちは圧倒的な力をもって山の民をねじ伏せた。山の民は海の民に言われるがまま泣く泣く婚姻による同盟の提案を受け入れるが、女王であっても少年であるナホは海の民の族長アラクマと結婚することができない。代わりに山の民から差し出されたのはノジカだった。怒ったナホはアラクマを殺しに行こうとするが、あっさり返り討ちにあう。
おのれの不甲斐なさを呪いながらもノジカが旅立つのを見送ろうとしたナホだったが、アラクマは代わりの人質として自分の弟オグマを山に置いていくことに――?
これは、少女だった女王が大人の男性になるまでの物語である。