あらすじ
「あなたが居た世界は私にとって当たり前で、それでいて一番の幸せだった。」
告白する時はどちらかが願いを言うのに緊張し、どちらかがその願いに答えを出す。それは当たり前、のはずなのだ。
だけど僕たちは、僕が告白する前に泣いていた。まだお互い、何も言っていないのに。
この愛は表せない。君にしか伝わらない。でも伝えてしまったらこの愛が終わるような、いや終わることが怖くて。それでも僕は言う。
「あなたは今夜空を照らす月よりも美しく、綺麗だ。僕と付き合ってくれ。」
しかし、僕の愛が実ることはなかった。
好き、でも、恋、でもない、愛が。しかしこうなることはわかっていた。僕と君はお互いのことを思っている。
しかしそれを諦めないといけないことぐらいはわかっている。
だって、2人が幸せになることは、この生涯、いくら待っても訪れることはないのだから………。