あらすじ
王都で知らぬ者はいない
――アレキサンダー公爵閣下、二十一歳。
金髪にエメラルドの瞳、鍛えられた長身の体躯、そして「微笑むだけで周囲が妊娠する」という荒唐無稽な噂まである歩くフェロモン。
社交界の花嫁候補たちが争って彼に近づくなか、伯爵令嬢エリザベス(18歳)はただ遠くから眺めるだけで満足していた。
公爵閣下はあまりにも眩しすぎる。近づいたら命が縮む(※本気でそう信じている)から。
ところがある夜会、幼なじみの侯爵家嫡男スティーブに引きずられるように公爵の目の前へ。
そしてなぜかその瞬間から、公爵閣下は彼女にだけ異様なまでの距離感で迫ってくるようになった。
チャラいのに品のある幼なじみ侯爵子息VS歩くフェロモンの絶世美男公爵。
二人の視線の狭間で、平穏な観賞ライフを望むエリザベスの心臓は、今日も無事でいられるのか――!?