あらすじ

熊本・天草の孤絶した灯台で、青年・海人は、遠い東京の深夜ラジオの声に恋をした。 声と文字だけで繋がる、あまりにも純粋な対話。それは、互いの魂の孤独を照らし合う、唯一の灯りだった。 しかし、彼女の放送が終わる夜、海人は、番組での”8秒の沈黙”を愛の告白だと誤解し、すべてを捨てて彼女の元へ向かう。ガラス越しに見た、幸福な光景を前に、彼の声は、ついに彼女に届くことはなかった。 これは、世界で一番、幸福な勘違いの果てに、ただ、波の音だけが胸に残る物語。

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カクヨム
カクヨム2025/08/14
  • 現在の作品君の声は、届かない波音