あらすじ
レン・秋山、15歳。
彼はファンタジー系MMORPG《レジェンズ・オブ・アルセリア》に取り憑かれたゲーマーだ。
ある日、倒すことが不可能とされるイベント限定ボスに挑んでいた最中、PCが謎の爆発を起こし――目を覚ますと、そこはゲームの世界だった。
ここまではよくある話……のはずだった。
だが、彼が転生(?)したのは勇者でも戦士でもなく、“テスト用キャラクター”――開発者が動作確認に使う不完全なクラスだった。
つまり――
全クラスのスキルを使えるが、不安定で暴発する。
世界のルールを“壊す”ことができるが、そのたびに理不尽な反動を受ける(鼻血、声が出なくなる、剣が生魚になるなど)。
ゲーム本編のストーリーに存在しないため、出来事が必ずしも記憶通りには進まない。
レンはゲームで得た知識を頼りに生き残ろうと決意するが――
彼が介入するたびに物語は暴走し、やがて“彼がこの世界の住人ではない”ことを知る謎の組織の目を引くことになる。