あらすじ
主人公・ノックスは軍人として数多くの死に慣れてしまい、感情が上手く出せなくなった。
そんな彼のもとに、亡き親友セドリックが遺した“読めない魔法手記”と、“とある遺言”が託される。
「この手記が読めるようになったら、きっと君は魔法を好きになる」
その言葉に突き動かされて、ノックスは魔法を知ろうと思い立ち、魔法の街・アストレイルを訪れる。
そこで出会ったのは、街外れの怪しげな魔導具店を営む、天才にして変人の魔法使い――ソフィア・グノーシス。
彼女にかかれば、どんな魔法も魔導具でさえも、隠された秘密を暴いてしまうらしい。そして、それに秘められた想いでさえも。
魔法を“ただの道具”としか思わない元軍人と、魔法を愛しすぎた風変わりな店主。
二人の出会いが、ノックスに託された魔法手記に眠る“親友の最後の願い”を紐解いていく。
――これは魔法を巡る小さな謎に、魔法を愛せない男が、“魔法”に心を動かされていく物語。