あらすじ
【あらすじ(ネタバレあり)】
戦後、余った飛行機が日常の移動手段として使われている世界。
主人公のレモネは中1の女の子。ママはおらず、パパと2人暮らし。
空軍上がりのパパが開いた飛行機がテーマのカフェ〈FLAP〉でお手伝いをしています。
ある朝、パパはしばらくカフェを任せると言い出しました。
第3王女の護衛機を頼まれたと言うのです。
助っ人として幼なじみのライムを呼び、勝手に出発してしまいました。
レモネは困惑しながらも、ライムと中学校へ向かうのでした。
2人がカフェを任されたことを知ったクラスのみんなは、放課後さっそくやってきます。
常連さんたちもたくさんきました。
しかしコーヒー豆の在庫がなくなり、2人は買い出しに行くことにします。
ライムの飛行機に乗り、無事に街へ着いたレモネは買い出しを済ませ、余った時間でデートをしました。
ある日のカフェに、不思議なお客さんがやってきます。
ポプルと名乗ったおじいさんは、なぜか壊れた飛行機「アリオン」に乗っていて、カフェではじっと思い詰めたように過ごしていました。
いつもカウンターからレモネのほうを覗き込むので、ライムはレモネを狙っているのではないかと疑います。
しかしポプルじいさんは、レモネの後ろに飾られてあったアリオンの模型を見ていたのでした。
旧式であり、壊れても換えのエンジンがないアリオン。彼は愛機を降りる決心をつけるため、悩んでいたのです。
それを知った2人は解決策を考えますがどうしようもなく、レモネは役立たずな自分に落ち込んでしまいます。
しかしライムが「リバースエンジニアリング」という技法を思い出します。
レモネはカフェの人脈を活かし、それを整備屋の常連さんに伝えたことで、壊れたアリオンは修理できました。
レモネは、カフェはお客さんと一心同体なんだということを知りました。
マスターとして1つ成長したレモネの元に、パパが帰ってきます。
その隣には第3王女の姿が。
しかも王女をやめて、パパと結婚したと言うのです。
驚くレモネに、元王女は言いました。
実はあなたは私の娘なのですよ、と。
※本作は拙作「フラップ・アンド・ドリップ」を元に、大幅な設定変更の上、新たに書き下ろしたものです。