あらすじ
※こちらの作品は「マリアの恋人」「カドミウムレッドの瞳」の続きですが、初見の方にも読んでいただけるストーリーになっています。
「この家の庭にはね、死体が埋まっているのよ」
安西の妹・透子に会うため、水内家の所有する邸宅を訪れた真実と悟見。
そこは透子を含む六人の女たちが共同生活を送る「女の園」だった。
水内家の当主・ゆり絵とその妹の樹里、歯科医の美園、美園の助手で悟見の同級生の小春、ゆり絵の友人である透子、そして占い師の旭――。
祖母の代から水内家に仕えているという旭は、余興として、「自分の抱えている罪をこの場で告白していかないか」と提案する。
おのおのが大小さまざまな罪を告白していく中、旭は「とある人物が人を殺すのを見た」と語る。まるでその当事者がこの中にいるかのような旭の言葉に凍り付く一同。
そしてその夜、この家からひとつの「命」が消えることに――。
盲目の少女と、彼女の秘密を握る青年がコンビで事件の裏にひそむ闇を暴く。シリーズ第3弾。
表紙提供:むらたん様