あらすじ

最近、田村はどうも体調が優れなかった。頭の芯に靄がかかったような鈍い感覚が続き、かと思えば時折、突然針で刺されたような鋭い頭痛が走る。肩こりは慢性的にひどく、目は霞み、物が二重に見えることすらあった。 最初は、寝不足やストレスのせいだろうと軽く考えていた。ネットで症状を調べてサプリメントを買い漁ったり、一人でできる頭のマッサージや青汁など、あれこれ試してみた。 けれど、どれも効き目はなく、やむを得ず田村は病院へ足を運んだ。 「これは……情報の過剰摂取ですね」 「……え、何ですか、それ?」 診察室で医者が口にした言葉に、田村は目を瞬かせた。 医者は眉間にしわを寄せ、机の上のタブレット端末を指さした。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/08/14
  • 現在の作品情報の過剰摂取