あらすじ
カガリは絵本作家に憧れる小学六年生。
絵を描いたり、ストーリーを考えたりしているうちにいつしか、図書館で読み聞かせボランティアをしたいと思うようになっていた。
しかし、そのことを両親にいうことができない。日ごろの経験から、否定されることが分かっていたからだ。
学校でも、一人称のことをからかわれたことがきっかけで、浮いた存在となっているカガリ。
悩みを打ち明けられるのは、司書であるイザヨイだけだった。
ある日図書館で、ロリータ服を着た高校生・ノバラと出会う。話しているうちに、ノバラの堂々とした考えや、生き方に憧れを抱くようになる。
ノバラを見習い、変わらなければ、とついに、両親に自分の将来の夢や、やりたいことを打ち明けたカガリ。しかし、やはり理解はしてもらえなかった。どうすればいいのか、と悩むカガリ。
そんな自分とノバラを重ねあわせ、カガリは彼女へ不満をぶつけてしまう。
自分たちは、水槽のなかの金魚だ。
いつか誰かに掬いあげてほしいと願うだけの。
表紙イラスト_ノーコピーライトガールさま