あらすじ
竜舞闘祭。
それは100年の歴史を持つ、水の民と火の民による祭典。
それぞれが神として祀る水竜と火竜が、見通しの良い平原の空で舞い踊り、互いの権能をぶつけ合って力比べを行う。
勝者たる竜を信仰する民は、優先的にルールを取り決める権利を得て、狩場や土地の使用権、その他揉め事などを解決してきた。
しかし突如として二体の竜が失踪、必死の捜索により渓谷の底で発見された時には、既に人の心が宿っていた。
それから決闘を拒否するようになってしまった竜は、それぞれの民の代表や巫女を追い詰めてしまい、巫女の奇行により竜自身も追い詰められていく。
そして仕方なく闘う決意を固めた竜に、今度は竜舞闘祭に期待を寄せた人間達の無茶振りが襲いかかる、現代の常識が通用しない異世界で、人と竜の群像劇が始まるのだ。