あらすじ
――どのくらいここにいるのだろうか?
答えの出ない問いを今日も繰り返す。
人ならざる自分を暖かく迎え入れてくれた人間の村の人々。
種族を超えた友情が確かにあった。
そんな楽しかった日々に思いを馳せていたある日、それは唐突に訪れた。
――封印のほころび。
そこから見えた外界は信じ難いものだった。
人間とは似て非なる有翼の種族――天狗。
――人間たちはどうした? まさか、滅ぼされたのか?
村人たちの仇を取らなければならない。
許しがたき外道共に鉄槌を!
しかし、そのためには力を取り戻し、蓄え、万全を期して挑まなければならない。
――今じゃないんだ! 待ってくれ! 解けるな!