あらすじ
結婚五年目、佳奈は夫との関係の冷え込みを感じていた。
出張先の高級ホテル、その最上階バーで出会ったのは、美しいピアニストの真帆。
指先から紡がれる旋律と、深く射抜くような視線に、眠っていた“女”としての感覚が静かに目を覚ます。
グラスを交わすたび心の距離は縮まり、やがて左手の薬指から指輪を外した瞬間、二人は戻れない関係へと踏み出す。
夜景よりも眩しい出会いが、佳奈の人生を大きく変えていく――罪深く甘い旋律の行方は。
📖登場人物紹介
佳奈(かな)
30歳前後。結婚5年目の会社員。穏やかな性格だが、夫との関係に寂しさを感じている。出張先で真帆と出会い、心も体も揺らぎ始める。
真帆(まほ)
30歳前後。高級ホテルのラウンジで演奏するピアニスト。静かで落ち着いた雰囲気の中に情熱を秘め、佳奈を深く惹きつける存在。
夫・隆司(たかし)
佳奈の夫。仕事人間で多忙。佳奈との会話や触れ合いが減り、すれ違いが続いている。