あらすじ
世界が一変し、モンスターが闊歩する現代日本で、俺は戦闘能力皆無の解体師として細々と暮らしていた。
ただ、病気の妹に最高の治療を受けさせたい。その一心で、今日もモンスターの死骸と向き合う。
ギルドで解体を請け負う日々の中、俺は自分の異常性に気づく。どんなモンスターからも必ず【希少部位】を採取できるのだ。
本来1%未満でしか採れないはずの竜の逆鱗や、賢者の石の核となるゴーレムの心臓が、俺の手にかかれば百発百中。
俺の能力を最初に見抜いたのは、素材を研究するクールなメガネの研究員のお姉さんだった。
彼女は俺の専属エージェントとなり、採取した素材を最高額で取引するルートを構築してくれる。
ただし、この能力は「一日一体のモンスターからしか希少部位を採取できない」という制約がある。
どのモンスターを解体し、どの組織と取引するか。俺の選択が、日本の、いや世界のパワーバランスを揺るがし始める。