あらすじ
魔法がない世界に生まれた「私」は、何故か生まれながらに転生魔法を宿していた。しかし、それを使うことはなく、平凡な日々を過ごしていた。ところが、突如、世界が滅亡の時を迎え「私」は、他の世界に転生する決断をする。
一方、永久魔法・マツルは滅びた世界で子供の魂と出会い、その子供とその母親が幸せに暮らせる世界を創ると約束する。
マツルは、世界創造を進めるうちに、あらぬ罪を被せられた魔女・ヒガンが火刑になる場面に遭遇した過去を思い出す。その場には転生した「私」も立ち会っており、「私」は、ヒガンの無念を晴らすために呪文を唱え、マツルは、ヒガンの魂を救うために魔法を歌った。
マツルは、自身という永久魔法が生み出された理由は、火刑になるという理不尽な境遇から、世界を滅ぼす呪いとなったヒガンを救い、呪いを止めることだと知る。マツルは六匹の竜の仲間と共にヒガンの呪いから世界を守り、彼女を救う方法を模索する。さらに、滅んだ世界で出会い、再会を約束した子供を探す。自我の生死を繰り返しながら、約束を果たすために奔走するマツル、そして、世界を呪うために繰り返し生まれ変わるヒガンとその傍らに在る「私」の物語。