あらすじ

十五年前に家族を失い、故郷を失い、十年前に命の恩人である師匠を失い、五年前に部下や仲間を失い、その後の五年間で、旅先で出会った人間をすべてを失った。 長年執拗に彼をつけ狙う、彼の首筋に目印を刻んだ、たった一人の吸血鬼の手によって。 全てを投げ出したくなるほど苦しくても、心が砕けそうになるほど辛くても、深い悲しみに押しつぶされそうになっても、息ができなくなりそうなくらい絶望していても、死者より託された無数の「生きろ」という言葉が男を生かす。それはもはや、呪いのように。 白銀の髪と薄氷の瞳を持つ神父。 死が付きまとう彼が歩いた道の後ろには、屍の山が積みあがる。 これは、災いを招く、災厄の神父と祓魔師の間で囁かれていた男が、陽炎一族という吸血鬼たちと出逢う物語。

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カクヨム
カクヨム2020/06/11
  • 現在の作品災厄の神父と陽炎の吸血鬼