あらすじ
辺境の農家に生まれた俺。
鑑定も受けられず、本もなく、ただの平凡な村の赤ん坊……のはずだった。
けれど俺には、生まれた時から“マナ・フロー”と呼ばれる魔力の流れを観察する癖があった。
魔力はレベルを上げなければ増えない。
だから俺の訓練は誰から見ても「無駄」。
実際、属性鑑定の結果は“ゴミ属性”と馬鹿にされる【音魔法】。
――だが俺は気づいていない。
毎日の魔力循環が、俺の体を“フラックス効率特化”に作り替えていたことに。
「弱いから疲れないんだ」
「俺は凡人だから」
そう思い込みながら、俺だけがとんでもない効率で魔法を扱える体に育っていく。
村人たちからは笑われてもいい。
俺はただ、自分の流れを探求していたい。
やがて訪れる世界戦争の中で――
ゴミ属性の音魔法と、効率特化の肉体は、とんでもない意味を持ち始める。