あらすじ
〈ネタばれあり 投稿用あらすじ〉
春から中学1年生になる伊花ゆめかは、芸能事務所「伊花プロダクション」の一人娘。でも、伊花プロダクションは所属タレントが全員やめちゃったから、なくなってしまうかもしれない、って――!
自宅兼事務所の建物の屋上には、ゆめかの大切にしている屋上庭園があった。ぜったいに、屋上庭園を守らなくちゃ!
ゆめかは、事務所を訪れた同い年の男の子・柊乃碧に「アイドルにならない?」ともちかける。乃碧もゆめかと同様に守りたいものがあるらしいけど、教えてくれなかった。
目的を達成するために、乃碧はアイドル、ゆめかはマネージャーとしていっしょにがんばることになった。
引っ込み思案でダンスや歌の経験のない乃碧だったけれど、ゆめかの指導によって開花していく。
中学校に入学すると、オーディション番組で知名度をあげたアイドルの藤木音晴と同じクラスに。
乃碧に敵意を向けつつ、ゆめかに「俺も伊花プロダクションに所属させてほしい」と言う。音晴とゆめかは幼稚園が同じで、音晴の初恋の人がゆめかだった。音晴は、ずっと忘れられなかった、って……。
しかしゆめかは「私は乃碧くんだけをマネジメントしたい」と思い、音晴の事務所所属を断ってしまう。
一方で、ずっとひみつにされていた「乃碧がアイドルをやる理由」を知る。乃碧は母と妹、弟を経済的に支えるためにアイドルになりたいって……。
ゆめかは悩む。
伊花プロダクションのように弱小でお金のない事務所にいても、いつまでも売れない。でも、大きな事務所に移籍すれば……。
ゆめかは、乃碧が大好きだからこそ別々の道を歩んだ方がいいと考え、別れを告げた。
しばらくすると、乃碧がSNSでバズる。乃碧は事務所に所属せず、ひとりで戦略をたてて活動を続けていた。
「僕が有名になれば、またゆめかちゃんといっしょに活動できると思ってがんばったんだ」
乃碧の決意を受け取り、またいっしょにアイドルを目指すことになった。
アイドルをやめるその日まで、ふたりの仲を進展させないと約束して。