あらすじ
世界有数企業である豊島(としま)グループの当主の娘・鈴波(すずな)は、普通の中学生活を送りたい一心から、お嬢様学校を辞め、念願の一般校へと進学する。だが、それを快く思わない曽祖父は、鈴波の婚約者を百人の候補者の中から決める婚約ゲームを企画する。選別方法は、候補者に配布した特製のエンゲージ・リングを鈴波の指輪に接合させること。
強制的にゲームの賞品にされた鈴波は、その運命を打ち破るため、父親・道松(みちまつ)から手助けとして贈られた専属ボディーガード・越智(おち)安成(やすなり)とともに、婚約者候補全員の指輪を破壊することを決意。だが、安成は超がつくほど過保護で、四六時中鈴波を見張ったり、鈴波がしようとすることに一々口を出してくる。そんな安成を鈴波は煩わしく思うが、婚約者候補との戦いで危険な目に遭う度に助けてくれる安成に、鈴波は次第に好感を抱く。
戦いの日々が続く中、安成の誕生日が迫る。その前日、彼が仕事を休んだのを幸いと、鈴波はプレゼントを買いに行くが、帰り道、候補者の一人で安成の従兄弟の順慶(じゅんけい)が襲撃する。順慶は安成と道松に恨みを持っており、安成の過去や父親との関係、安成が鈴波のボディーガードになった経緯を教えられ、鈴波は、守られてばかりなだけで安成のことを全然知らなかったことを痛感する。
その一方、今までの候補者たちとは異なり、強敵な順慶に苦戦する鈴波。そんな中、安成が現れるが、順慶に、鈴波を守っているのは罪悪感から逃れるための方便、自己満足だと指摘され、己の生き方に揺らぎ出す。ついに順慶の思惑通り、安成は動けなくなるが、鈴波の、自分を守ることでという言葉に自我を取り戻す。
無事、順慶を追い返すことができ、鈴波は安成に誕生日プレゼントを渡す。安成のことを知りたいと自分の気持ちを素直に伝え、ゲームに勝つため、これからも協力してほしいと懇願する。
安成が鈴波の願いを承諾すると二人は雇用関係を結び直し、ゲームに勝利することを再決意するのであった。