あらすじ
──詞魂によって世界は創られ、いつしか幾千に分かれ、数多もの土地を治め世界を創った。しかしそれは時が経つにつれ衰え、記憶が消えてしまう。そして、詞魂を語る詞継と、詞継の持つ詞魂を〈書く〉者を筆録司によって詞魂は護られてきたのだった──
俺・稗田阿礼は、代々受け継がれる、世界の柱である詞魂を持っていた。その詞魂は〈世界の始まりと終わり〉を語っていて、俺は幼い頃から暗記させられ、〈救世主〉として育ったわけだ。
だがある日、詞魂を書として〈書き写す〉筆録司・太安万侶が訪ね、七つの詞魂を納める旅に出ることになった。
数々の土地を訪れ、巫女である草壁祈理の仲間入り、詞魂を〈破り〉、記憶を消してしまう〈忘却衆〉との敵対…様々なことを経て、俺達は無事に詞魂を納めることができるのだろうか。
そして、忘却衆の目的や、俺の持つ詞魂の物語とは──?
歴史上、古事記を創ったと云われる稗田阿礼と太安万侶をテーマにした、笑いあり、涙ありの彼らの成長と旅路を描いた、和風ファンタジー、ここに開幕!