あらすじ
ある晴れた日のこと。正午、街は人々の往来で賑わい、活気に満ちていた。公園では子供たちが元気な声を響かせながら駆け回り、それをベンチに腰かけた老人が目を細めて眺める。会社員たちは腕時計をちらりと見ては、そろそろ昼休憩か、どこでご飯を食べようかと、些細な思案を巡らせていた。穏やかで、いつも通りの平和な時間帯。
そこへ、空から爆弾が落ちてきていた。
それはあまりにも唐突で、前触れ一つなかった。だが、人々にはそれが『爆弾』だと理解する猶予はあった。
最初に気づいたのは、ふいに空を見上げた一人だった。真昼の陽射しに目を細め、ふと青空に浮かぶ異物を見つける。額に手をかざし、訝しげに声を上げた。