あらすじ
かつて栄華を誇ったアルノー家の令嬢セシリアは、父の借財と陰謀によって家を失い、社交界から追放された。嘲笑と蔑みを浴び、誇りを奪われた彼女は孤独の中で生きる術を探していた。
一方、第二王子ラファエルもまた、兄王子派の策謀により「不忠」の罪を着せられ、王宮から追放される。潔白を訴えても誰も耳を貸さず、彼もまた孤独の中に沈んでいた。
地方の荒れた街で偶然出会った二人は、互いの傷を知り合い、共に誇りを取り戻すことを誓う。セシリアは奉公で耳にした裏話を武器とし、ラファエルは地方で築いた人脈と民の信頼を力に変える。やがて二人は、かつて自分たちを陥れた者たちを打ち倒すため、舞踏会の夜に周到な策略を仕掛ける。