あらすじ
『存在の耐えられない軽さ』
スクロールする指先に
絶え間なく流れ込む噂と画像
「いいね」の軽さは
砂のように手から零れ落ちる
愛を誓う言葉は
通知音にかき消され
裏切りも赦しも
タイムラインの彼方に沈む
わたしは軽やかでいたい
誰にも縛られず
羽のように漂いながら
次の光を探したい
けれど、あなたの眼差しは
私を地面へと引き戻す
重さは苦しく
同時に生きる証そのものだった
もし「軽さ」が自由なら
「重さ」は意味
私たちの存在は
その狭間で揺れる
今日も都市のネオンの下で
わたしたちは選び続ける
軽く消えてゆく幸福か
重く抱きしめる孤独か