あらすじ
2018年4月7日。
アーメッドの世界は崩れ落ちた。
無数の焼夷弾とクラスター弾、そして数発の塩素爆弾によって。
あの日、空から降り注いだ緑の霧は、街の人々から全てを奪い尽くしたのだ。
――これは、人類史上稀に見る大規模な人道犯罪のごく一部に過ぎない。
しかし、踏みにじられた人々の暮らしは、幸福は、かけがえのないものだったはずだ。
私たちのそれが、かけがえのないものであるのと同じように。
事件の生存者から託された証言を元に、あの日何が起きたのか――日本では報じられることのなかった事実をここに記します。