あらすじ
有頂天を盗んだ男──石川五右衛門、異世界で神々すら盗む。
現世で釜茹でにされた盗人・五右衛門は、語りの力を持って異世界へと転生する。
そこは、語りが秩序を生み、語りが世界を動かす場所。
語りを喰らう“虚”が迫る中、語り手たちはそれぞれの美学を携えて塔に集う──
登場人物
五右衛門──粋を盗む異世界の盗人。語りを見抜き、秩序すら盗む。現世で釜茹でされた過去を持つ。
悟空──拳で語る修行者。笑いと直感で語りの核心に触れる。「西遊記」の主人公。
二郎真君──雷眼の神将。語りの秩序を守る者。かつて悟空との因縁を持つ。
紅蓮──炎を纏う剣士。語りの義を信じ、刃で語る。
牛頭・馬頭──地獄の番人。語りの底を知る者たち。虚の気配に最も敏感。