あらすじ
王都の宮廷で、毒見役として下働きを務める少女・織原 碧(おりはら あおい)。
表向きは宮廷の薬学係だが、彼女は毒や体液に隠された真実を即座に見抜く冷徹な探偵でもあった。
ある日、舞踏会の最中に宰相の娘が倒れ、死因は毒と断定される。しかし、飲まれたはずの杯には一滴の毒もなく――碧はその死に「香りに仕込まれた毒」という常人には気づけない罠を見抜く。
共に事件解決に挑むのは、宮廷御用達の俳優・日永 澪(ひなが みお)。
舞台で人心を操る天才的な演技力で、碧の推理を補佐し、犯人を心理的に追い詰める。
冷静無表情な碧と軽口を叩く澪。水と油のような二人が織りなす、宮廷×舞台の探偵劇が、王都の闇に潜む血塗られた真実を暴いていく――。