あらすじ
舞台役者として“嘘”を演じていた少女・水無瀬凛。
だが目を覚ますとそこは異世界――リシュタリア王国の城下町だった。
生前に培ったのは三つの武器。
一つ、薬師の父に仕込まれた薬草と毒の知識。
一つ、舞台で磨いた人間観察の眼。
そして一つ――「人間の嘘を見抜く瞳」。
その力を使い、凛は今日も人々の秘密を暴く。
今回舞い込んだのは「婚約者失踪事件」。
だが調べを進める凛の胸に芽生えたのは、ありふれた駆け落ちや借金話とは異なる“違和感”だった。
嘘をつくのは人か、ものか、それとも――世界そのものか。
異世界に現れた探偵もどきの瞳が、真実を照らし出す。