あらすじ

1905年9月、東京・日比谷。 ポーツマス条約の結果に失望した人々が公園に集まり、怒りの声が夜空を揺らした。 主人公・北條新仁は、ポーツマスでの交渉を身をもって体験したからこそ「政府は裏切っていない」と必死に訴える。 だが群衆の怒りは炎となり、街を焼き尽くす――。 それでも彼の言葉は首謀者の心を動かし、「血を流すな」という叫びへと変わる。 老婆、少年、母子、そして瓦礫に押し潰された役人……。 新仁は一人ひとりの命を救い、ついに史実では数多く出ていた死傷者をゼロに抑える。 大きな歴史は変えられなくても、命を守ることはできる。 その夜は、命が繋がった奇跡の夜だった。

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カクヨム
カクヨム2025/08/27
  • 現在の作品時輪の記 第8話 炎の中の祈り ― 日比谷焼き討ち