あらすじ
西暦2050年。
かつて世界的に流行したウイルス「VC-07」の感染経験者が、死後、強い情念を抱いていた場合に蘇る「デッド」として社会に存在する、半死半生の世界。
ロックバンドに青春を捧げていた4人の少女がいた。
本格的なステージに立つことなく、ライブハウスの火災事故で夢半ばで命を落とす。
しかし、彼女たちは奇しくも全員が「デッド」としてこの世に蘇る。
止まったはずの心を突き動かすのは、たった一つの、焼け付くような後悔。
――「まだ、本当の私たちの音楽を、誰にも聴かせられていない」
生者からは差別の目で見られ、死者たちのスラム街「黄昏区《トワイライト・ゾーン》」で生きることを余儀なくされる彼女たち。朽ちていく身体、失われた感覚、手元には楽器すらない。未来も希望も見えない、まさにどん底からのリスタート。
これは、絶望をビートに、哀しみをメロディに変えた少女たちの、死よりも激しい「生」の記録。
史上最も切なく、最も激しい、アンデッド・ガールズ・ロックレジェンドが、今始まる。