あらすじ

過去のいじめが原因で「言葉は暴力だ」と信じ、偽りの自分を演じる少女「うた」 彼女は、高名な音楽家の娘でありながら耳が聞こえず、それでも歌うことを夢見る少女「ことば」と出会う。 ​いじめに屈しないことばの「本当の強さ」に惹かれたうたにとって、放課後の音楽室は、偽りの自分を脱ぎ捨てられる唯一の場所となっていく。 ​二人だけの空間で育まれる絆とは裏腹に、クラスの悪意は増していき、ことばの母もまた、歪んだ愛情で娘の夢を摘み取ろうとする。 外と内からの圧力に追い詰められた二人は、ある日、神社の前で共に願ってしまう。 ​「――神様。どうか、この世界から、言葉(こえ)を、なくしてほしい」 ​その願いは叶えられ、世界は一切の音を失った。 うたは安堵し、ことばは罪悪感に震える。 すれ違う二人が、その静寂の果てに見つける「世界で一番美しい声」の正体とは――。

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カクヨム
カクヨム2025/08/27
  • 現在の作品歌声よ、言の葉を抱きしめて